2021年5月1日、ビカクシダ【P. Ginka】胞子培養株をお迎えしました。胞子培養から未来のビカクシダの名作は誕生するか?!というお話。
趣味でビカクシダという植物を育てています。
ビカクシダは、もともと自然界に自生している”原種”というのが18種類あるとされています。
そんな原種に対して、人の手を介して、単独品種の胞子培養から突然変異によって誕生する品種や、複数の品種の胞子を掛け合わせて作出される品種があって、「選抜品種」なんて呼ばれたりしていますね。
様々な個性あふれる草姿の品種が存在するもので、愛好家のコレクション欲をそそるわけです。
つまりは「ビカク沼」というものですね。
どうも、2017年ころからでしょうか、ビカクシダ愛好家のはじっこで「ビカク沼にはまっている」そのまんま美川(@BOKUNARI)です。
憧れのビカクシダの品種「P. Ginka」に魅了される
SNSで拝見して「いつかはコレクションしてみたい!」と思っている品種のひとつ「P. Ginka」。
新しい品種なので、気軽にOC株を手にすることはできないけれど…
成熟すると胞子葉が超多分岐して、雪の結晶のようになることから命名された「P. Ginka」。
漢字で書くと銀華(ギンカ)と書くそうです。
なるほど。草姿の特徴を的確に表現した素敵な命名ですよね。
私がその品種の存在を初めて見たのはILF(タイのビカクシダナーセリー)のFacebookだったと記憶しています。
タイのナーセリーで数々の魅力的なビカクシダを作出しておられる女性ビカクニスト・Wannaさんによって、「foong siqi」の胞子培養から作出された品種で、日本国内では、Tarou Kido(@Taroudayo2014)さんがいち早く親株まで育て上げた印象です。
探していた私と「P. Ginka」の胞子(前葉体)との出会い
昨年(2020年)の暮にオークションに出品されていた「P. Ginka」の胞子。
この投稿をInstagramで見る
「ビカクシダの胞子培養からすごい個体が生まれる」と地元の先輩ビカクニストから伺っていたので、「これはぜひとも入手してみたい」と思って、入札していたのですが、あいにく仕事中で落札することが叶わず…
その後、4ヶ月ほどでしょうか、すきま時間に日夜落札された方を探しておりましたところ、2021年4月28日、メルカリを通じてご縁をいただくことができました。
私の手元で育てはじめた、P. Ginka Sporelings その由来をまとめると…

お迎えした「P. Ginka」のDNA
親株の胞子の出処 | Tarou Kido(@Taroudayo2014)様 |
---|---|
胞子を撒いた方 | Green Day 様(メルカリ) |
育てはじめた人 | そのまんま美川(@BOKUNARI) |
…といった感じです。(メルカリ商品ID:m79719767615 にて取引成立)
出品者様との取引ナビでのやり取りは私信なので伏せますが、私が探し求めていたビカクシダの由来に相違ないことも確認でき、安心したお取り引きをさせていだたけました。
まとめ:胞子培養から未来のビカクシダの名作は誕生するか?!

まだ私の手元に迎えたばかりの現段階では”ビカクシダのカタチ”のないモノなので、わからないですが、それが”少しでもビカクシダのカタチになったとき”に、Tarou Kido(@Taroudayo2014)さんにもご挨拶できたら…
ひとりのビカクシダ愛好家として嬉しく思ったりなんかするんでしょうね。
ビカクシダという植物を通じたご縁を広げることができるように、頑張りたいと思っています。
そんなご縁をいただけた「P. Ginka」の胞子培養を始めたひとりのミッションとして掲げたいことは…
- 貴重なビカクシダのDNAを全滅させないこと
- OC株のそっくりさん的な株を作出したい
- 親株まで育てられたときには、日本のビカクシダ業界で名前をつけていただけるような”びっくり個体”を作出したい
- OC株よりコンパクトなドワーフ個体ができたら、浪漫の達成
- 斑入り個体を発見できたら宇宙人
…といったところでしょうか。
少なくとも、1-3くらいの目標は達成したいと思っています。(その前にOC株をお迎えしなければ…ですが。)
ビカクシダ愛好家の先輩方には、そんな過程をゆるっと見守っていただければ幸いです。
コメント